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2004/02/25 プラハ:ロレッタ教会


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フス派を抑え、カトリックをこの地に定着させようという
ハプスブルク家の宗教政策の一環として
1626年、この華麗な教会は建てられた。
毎日正午には、27個の鐘が「マリアの歌」という巡礼歌を奏でる。
前の日に訪れた時は、門前でこれを聴き終った頃に昼休みで閉館となってしまい
結局、中には入らなかったのだが、
教会の中庭には、サンタ・カーサ(聖なる家)という礼拝堂の他、
6222個ものダイヤモンドが嵌め込まれた聖体顕示台などがあるそうだ。

ロレッタとは、イタリアにある小さな村の名前。
13世紀、最後の十字軍が出征したとき、エルサレムにあった聖母マリアの生家が
天使の手によってロレッタ村に移されたという伝説に由来しており、
中庭のサンタ・カーサもこの言い伝えに則って建てられたものであるようだ。

因みに、ミシュランの欧州地図検索でロレッタ村を探してみると3件出てくる。
長靴イタリアのふくらはぎのあたりに2つと
脛の下あたり、ナポリの近くに1つ。
ナポリ近郊の方は“Santa Maria di Loreta”とあるから、きっとここのことだろうか。

2002年10月29日

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