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2004/04/21 パリ:別れの灯火


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フランス篇最後の写真は、パリ南西、セーヌ川に架かるミラボー橋からの夜景。
街の明りが厚く低い雲を赤く染め上げる中、屹立するエッフェル塔。

同行者が最後に是非見ておきたいとのことで
深夜零時も回ったころに訪れた。

多くのシャンソンに歌われてきた場所なのだそうだが、
今となっては河岸にビル群の林立する光景となっている。
昔はどんな場所だったんでしょうね?

明朝、シャルル・ド・ゴール空港からモスクワ経由の帰国便に乗り込む。
長旅の最後くらいは失敗のないようにしたいもの。
事前にアエロフロート便の出ているターミナルをガイドブックで確認、
空港の駅に着いてからも案内板で今一度確認し、
第1ターミナル行きのバスに乗る(広大な敷地ゆえ、シャトルバスで移動する)。

離陸より1時間前に到着。2時間前到着が望ましいとされるが、まあ大丈夫だろう
と、タカを括っていたのが運の尽き。
アエロフロートのカウンターが見つからない!どこ?どこ!?
案内係に尋ねてみると「数日前に第2ターミナルへ移動した」とのこと。
なんじゃそりゃあ!
叫ぶ間もなく大荷物を抱えてシャトルバスに飛び乗る。第2ターミナルへ急げ!
アノろしあんガ、マッテクレナドスルモノカ!
慌ててカウンターに飛び込み、発券してもらって荷物チェックへ!
ギリギリで間に合った。ほっと安堵。
行ってみると長蛇の列。結局、荷物チェック待ちで時間が掛かり
30分以上遅れの離陸と相成った。焦るまでもなかったですね、ふうう。

右はこの時の搭乗券。エール・フランスとアエロフロートの共同運航便なのだそうで。
で、モスクワ着陸時(勿論、拍手つき)に何故か一度空港に降ろされ(喫煙者にとってはありがたい措置)
1時間ほど待ってから再搭乗すると、我々の座るべき席にナゾの中東人が…。
だからアンタら何なのよ?手持ちの搭乗券を見せると何処かへ立ち去ってくれたけれども、
何処に行ったのやら。って言うか載せてていい人たちだったんだろうか?

更に翌日午後。帰国後に成田から直行したのは、家などではなく無論職場。
3週間強も休んだのだから一刻も早く顔を見せないと!
たまたまその日は人手が足りず、そのまま夜8時まで仕事に就いた。
クビが繋がっていてよかった。職場の皆様に感謝…するのも束の間。
この後、私がモスクワからの交通費を請求して即刻却下されたのは、言うまでもないことだろう。

次回からは、2度目のイタリア篇をお送りします。
前回、日帰りしか出来なかったヴェネツィアとアッシジをイヤというほど・・・。

2002年11月13日

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