2006/08/10 ミコノス島：パラポルティアニ教会

さて。随分と更新しないうちに、
管理人氏は黙々と過激にギリシャ哲人列伝を披露してくれている。
その辺のことは彼に任せて、こちらはだらだらと旅行記を続けよう。
いずれアテネのアゴラ一帯の写真もアップするので、
そこでソクラテスだのディオゲネスだのを思い起こして頂ければ幸いである。

以下、旅の思い出話の続き。

前の写真から明けて翌日。
折からの風邪も治らず、9時頃に起床。
ホテルで寝ていようかとも思ったが、そこは貧乏根性が勝るというもの。
汗でもかけばじきよくなろうと、炎天下に転がり出る。
食欲がないのでとりあえずオレンジジュース１本とビール3本を買って彷徨う。

写真はミコノス・タウン南西の岬の端に立つパラポルティアニ教会。
壊れているのか、もともとこういうデザインなのか定かでない。
ドームを中心に東西南北に向かって礼拝堂が張り出している。
どうにも適当で統一感の乏しい建物なのだが、
空と白壁とのコントラストが強烈に映える街並みにあっては、
この掴み所のない奇妙な外観が、むしろ心を和らげてくれる。
ちなみに教会内の見学は不可。

２００３年７月３日