2007/01/11 ゲント：小ベギン会修道院　２

敷地の中には大きな教会と芝生の広場があり、それを囲むようにして
宿坊らしき小さな家が長屋のごとく並び、小道のある庭園が整備されている。

散策の後、教会脇の芝生に寝転がってしばし休む。
空の高いところでは、ぐんぐんと雲が流されていく。
何故だか少し憂鬱な気分になりながら、種々のことに少し思いを巡らしつつ一寸眠った。
因みに2004年10月にアップした記事↓「まだ生きてます」
http://seiza.dip.jp/tsgallery/20041014013739814.html
のネタは、この時に思い浮かべたことが元だ。
こんなところで何を考えていたのか・・・思えば不敬の極みであったことよ。

午後６時ごろ。鳴り渡る教会の鐘で目覚める。
一日中歩き詰めで疲れてしまった。ビールでも買って帰ろう。
テクテクとホテルまで帰る道中、曇りがちだった空からはぽつぽつと雨も落ちてきた。
１９時頃、酒屋で
Belle-Vue Kriek、Hoegaarden（白）、Palm、Jupiler、Gouden Carolusの５本を買い込み
一旦ホテルの自室に戻る。
ベルギーには各醸造所直営の店などもあり、本来はらそこで飲むほうが
より味わいを楽しめる
（程よい泡立ちを出すために、各銘柄ごとにデザインされたグラスもある）
のだけれど、酒屋で買ったほうが安上がりなので致し方あるまい。

ベルギービールについて、詳しいことは以下のＨＰを参照ください。
ベルギービール博物館
http://www.geocities.jp/beerforum/index.html
歴史から各銘柄の特長まで詳しく記載されています。

夕暮れまで１時間くらい余裕があるので、その間少し休もうとビールを開け
一緒に買ったおつまみのパンとソーセージ、サラミ等を食す。
足があまりに疲れていたので、一旦ベッドに横たわる。
昔立ち読みしたさいとうたかを（『ゴルゴ１３』etc.の作者）の漫画にあったのだ。
行軍中の兵士が小休止を取るときは、ほんの１０分程度であっても
面倒がって座ったままで過ごしたりするよりも兵装を解いて横になったほうが
疲労の回復も早いのだと。さいとうたかをが言うんだから間違いないのだきっとフフフ・・・
・・・目を覚ますと、時計は２１時半を回っていた。
なんてこった。夕暮れ時の写真を撮り逃してしまった。作戦は失敗だ！
まあ、小雨も降っていたことだし仕方ない。改めて別のビールを開けつつ洗濯などして過ごす。

疲れた体にビール５本はちょっとやり過ぎたのかもしれない。
旅行中につけていたメモには、「２３時頃〜記憶が確かでない」などと書かれている。

２００４年８月２３日