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2007/01/15 ブルージュ:献灯
聖血礼拝堂の脇。闇の中に揺れる祈りの跡。
ここを出た後、マルクト広場のレストランでフランドル地方名物料理の一つ、
牛肉のビール煮込み(フランドル風カルボナード)を夕食にした。
牛肉が柔らかく、ソースも濃厚で非常においしかった。
添えつけのフライドポテトが鬼のごとく積まれたのには驚いたが。
夕刻まで雨が続き、街歩きにも憂鬱な気分が続いていたのだけれど
食事を終えた頃には雨も上がり晴れ間が出てきた。
ここで職場の知人が言っていたレンタサイクルのことを思い出し、
鐘楼右脇の小道にある貸自転車屋さんで自転車を借りることにした。
料金は失念してしまったが、多分1泊10ユーロ前後・・・だったと思う。
他に保証金として100ユーロを預けるのだが、店の人は
渡した100ユーロ札をホチキスで書類に留めて保管していた。
イヤ、確かに間違いはなくなるんだろうけどさあ・・・
旅先ではよく、お札をクチャクチャにしてポケットに裸で突っ込んだりしているのを
見かけていたものだが、これを見た時は何と言うか、新鮮だった。
カルチャー・ショックというやつだろう。
カウンターで支払いを済ませると、地下に降りて管理人氏に伝票を渡し、自転車を借りる。
管理人氏は、
「少しでも降りる時は必ず鍵を掛けろ。持ってるならワイヤーの鍵もつけろ。
ホテルに泊まるときは、出来るならホテルの中に入れろ。絶対に盗まれるぞ」と念を押した。
幸い、荷物に付ける南京錠にちょうどいいのを持って来ていたからそれを使おう。
夕暮れまでの間、慣らし運転で街の周りを一周。
静かな運河、緑の木々、古い町並み、流れる風は秋の気配・・・最高に気持ちがいい。
写真を撮るのも忘れるくらいだった。
ブルージュを訪れる際は、レンタサイクルを是非ともお勧めしたい。
2004年8月24日
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