白亜の壁に真紅の絨毯という清廉な印象の内部。 右上は右翼廊を飾る三連画『キリスト降架』。 ネロ少年が憧れ、最期に見たというルーべンス絵だ。 反対の左翼廊には『キリスト昇架』、中央の祭壇には『聖母被昇天』と ルーベンスの最高傑作が並ぶ。 昔は絵にカーテンが掛けられていて、コインを入れて開帳してから 見るものだったらしい。 2004年8月26日