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2007/11/12 プラハ:飢えの壁


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翌朝、トラムでペトシーンの丘の上まで上り、
丘の尾根伝いに歩を進める。

写真右手は「飢えの壁」と呼ばれる史跡。
1360年から2年を掛けて築かれた、用途としては全く意味のない壁である。
というのもこの壁には、造ることそのものに意義があったのだ。

当時、貧困と飢餓に襲われたボヘミア国民の救済を図るべく、
時の王カレル4世が公共事業としてこの壁の建造を命じた。

私腹を肥やすためか、国民の命のためか。
同じ「公共事業」でも随分と隔たりがあるものだ。

2005年1月30日

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