中に入ってみる。入場料は喜捨。 洞窟をくりぬいた岩壁に残る宗教壁画と 床に掘り込まれた照明設備が、過去と現在を結びつける。 ランプ、あるいはろうそくの灯火だけでこの教会に集っていた人々は、 この岩の中で何を思い描いたのだろうか。 堂内には使途不明の十字架が三本転がっている。 『パッション』撮影時の大道具でも奉納されたんだろうか? 2005年8月23日