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2010/01/06 ドゥブロヴニク:旧港


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ドゥブロヴニク旧市街の代表的な建造物、3つの入り口を持つ旧港のゲート。
3つの入り口といえば、日本の大きな寺などでも
三解脱門などといって大きな山門に3つの入り口を配した建造物があるが、
これは起源を同一にするもので
シルクロードを経て遠く東と西に渡っていった建築様式のバリエーションなのである・・・
というのは全くの嘘で、別に何の関連性もあるまい。
あったら面白いだろうけどさすがにないと思う。
おそらくは左右がそれぞれ渡航者の入り口と出口の税関機能を果たし、
中央は役人の連絡通路とかそういうものだったの・・・かな?いや知りません。
どれも勝手な想像です。

現在のドゥブロヴニクの港は新市街にあり、
この旧港は主にヨットハーバーとして使われている。
リゾート気分満点の眺めが楽しめる。

この写真を撮った場所のすぐ背後には
半円筒形の要塞跡があり、現在は水族館になっている。
ホテルに入るまでの暇潰しに入ってみたが
然して感動するようなものでもなく、
ただロブスターの群れが一斉にこちらに腹を見せていて
エイリアンのようだったことだけよく覚えている。
あとはちっこいプールで海亀が元気にゆうゆうと泳いでたぐらいかな。
地中海域の魚介類の生態について興味のある人ならもっと楽しめるのかも。

午後2時になってホテルに戻ると、カウンターの人の様子が何やら申し訳なさげな様子。
何だろうと思ったが、単に部屋の場所が変わるというだけのことだった。
最初に来たときは1階の部屋を当てられていたが、それが4階になってしまうとのこと。
別段どうということはない。
エレベーターはないが屋上に近いから朝食には便利だし、下より上の階のほうが好きだ。
煙と同じアレだからな。
とりあえず訳を聞いてみると、呆れたように
「予約を入れていたアメリカ人の部屋だったんだが、上の階だと部屋まで荷物を運べないんだそうだ」とぼやく。
まあ、エレベーターがないんじゃ大きな荷物を運ぶのも億劫なのかもしれん。
もし高齢だったりしたら更に大変だろう。
カウンターに預けてた荷物と鍵を受け取り、4階に向かおうとしたとき
そのアメリカ人とおぼしき客がどたどたと入ってきた。
見ると、ものすごいデブの家族だった。
なるほど・・・これがキャリーバッグを持ったらもう通路で挟まってしまうだろう。

404号室に入り、シャワーを浴びてしばし休憩。
ほどよい広さで調度品はアンティーク調。とても居心地がよい。
壁にはダルマチア(現クロアチア沿岸部)の古地図が掛けられ、眺めていて飽きない。
ベッドに横たわり、まどろみつつ今日のプランを練る。
昨日はモスタルで山歩きだったし今朝も早起きしたから、ちょっと昼寝してから街歩きしよう。
日照時間も長いことだし、泳ぎにいってもいいかもしれない。
そのあと、夕陽をバックに街の全景を撮れるような場所を探してみよう・・・
と、いつの間にか爆睡し目覚めたら午後6時半。日も随分傾いてしまっている。
慌ててカメラと三脚を持って外に出る。

2005年8月28日

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