2007/03/25 ナミュール：城砦より　南

ムーズ川とナミュールの街並み。
ここに残っている城砦が建造されたのは１７世紀ごろだが、
この地域の戦記は、はるかローマ帝国のカエサルの時代まで遡るという。
ベルギー史には欠かすことのできない重要な地の一つと言えるだろう。
城砦内には、様々な時代の戦闘風景を再現した模型なども展示されていた。

ベルギーの国名も、元を辿るとカエサルの時代、この地に定住していた
ケルト人のベルガエ（belgae「戦士」の意）という語に由来する。
ＥＵの中心地と聞くと非常に平和で安穏な印象を受けるけれども、
意外に激しい気質なのかも？？？
いや、実際街の雰囲気は、今まで訪れた国々の中でも
かなり落ち着いて安心できるものでしたが。

この写真の眼下、緑の木立の下には
城砦に登るためのケーブルカー駅があるとガイドブックの地図に示されていたが、
この時は火事に見舞われた後だったのか、煤けた廃墟が建ち残っていた。

２００４年８月２８日