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2010/01/11 ドゥブロヴニク:路地のカフェ


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港での食事を終えて宿への帰路につく。

旧市街の大通り、プラツァ通りから一歩脇道に入ると
大体こういう細い路地が縦横に走っている。
狭いながらもオープンカフェで寛ぐ旅行客。
白熱灯の暖かい光が古い街並みを引き立たせてくれる。

さて、写真とは関係ないが通貨の話。
クロアチアの通貨はクーナkuna。
1クーナで大体20円ぐらい(旅行当時)。
右の画像は10クーナ紙幣と2クーナ硬貨。

2クーナ硬貨の表には数字の下にテン(イタチの仲間)が描かれている。
これはかつて昔、貨幣が流通する以前のこの地域では
テンの毛皮を使ってモノの売買を行っていたことから、
硬貨のデザインに取り入れられたのだそうだ。
ちょうどこの旅行中、「世界不思議発見!」で
ここドゥブロヴニクを扱っていたそうで、
帰国後、それを見た友人がそう教えてくれた。

裏面の魚はマグロ?上に「TUNI」と書かれている。
最初は「2」のクロアチア語表記かと思ったが、それは「dva」だった。
クロアチアでは地中海マグロの漁獲量が多く、日本にも輸出している。
数年前、地中海域でクロアチアのマグロ漁船が
あまりに獲り過ぎるので地中海諸国から問題視されているという報道を目にした。

日本食が健康食として世界中に知られるようになったためか、
輸出先は日本に留まらなくなり、
その漁獲高も年々増加して、地中海マグロの生態系が危ぶまれてのことだとか。
江戸時代の日本では各下扱いだったトロも
今では世界的に高価な食材となってきているようだ。

2005年8月28日

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