5〜6世紀頃、異民族の襲撃により陸地から湿地帯へ逃れたヴェネト人は、当初この トルチェッロ島に居を構えた。 その後、10世紀頃まではここがヴェネツィアの中心地として 栄えてきたそうなのだが、今となってはその名残も見当たらない。 船着場からは、古ぼけた運河沿いにたった一本の道があるだけ。 その先にここ、サンタ・フォスカ教会と モザイク画の壮麗なサンタ・マリア・アッスンタ教会、そして 博物館がひっそりと佇んでいる。 他には数件の家があるだけで、あとは葦の荒地が続くのみ・・・。 その光景を撮った写真の焼き増しを出していたのだけれど、 気がついたらもうお店が閉まっていた・・・。 なので本日更新の写真はこの1枚だけでご勘弁ください。 2003年2月6日