2004/06/11 アッシジ：夕陽を浴びて

小都市アッシジの目玉、聖フランチェスコ聖堂。
ローマ・カトリックに属するフランチェスコ修道会の総本山。
夕焼けに彩られ、白亜の壁面は陽の紅色と青い影とに塗り分けられる。

２時半頃アッシジ駅着。
旧市街までの途上、レンタカー旅行の一家にポルチウンクラなる場所を聞かれた。
「この道を南に下って線路を渡るのだ。ちょっと行くとデッカイ教会が左手に見える。
サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会って名前だ。その中にポルチウンクラがある。」
などとヘラヘラ答える。
フフフ、今回の旅行はモチベーションがちょいと違うのだ。何しろリベンジだからな。
フランチェスコとアッシジに関してなら、
得られうる情報は可能な限りちっこい脳ミソに詰め込んできたのだ。

ポルチウンクラとは、フランチェスコが活動の拠点としていた場所の一つ。
彼が最期を迎えた地でもあると伝えられている。

ポルチウンクラのあるサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会は
全体を掴み難い夜景ながら、今年１月１２日にアップした同名の写真を参照下さい。
かなり下のほうになりますが。

３０分ほどで旧市街に入る。手近なところで宿を決め
一服つけて散策に出てみたら太陽はもう随分傾いていた。
１年前とほぼ同じ時間帯に同じような場所にいるのだ。
よし！記憶を辿りながら、今夜は１年前と同じルートを辿ってみよう。
フィレンツェへの終電を気にしていたあの時とは違って、時間の余裕もある。
あの時撮り損なった街並みも撮り直しながら…。

２００３年２月９日