古代から現代に至るまでアテネの象徴であり続ける 言わずと知れたパルテノン神殿。 この建築に採用されたエンタシス方式といえば、 シルクロードを渡って日本の法隆寺金堂にも用いられたという。 いつか見に行ってみるか。 このパルテノン神殿は、ビザンツ帝国時代にはキリスト教会として、 オスマン帝国時代にはモスクとしても用いられていたが、 その後、弾薬庫となった。 中央部分の著しい破損は、 17世紀、オスマン帝国とヴェネツィア共和国との戦いの際に ヴェネツィア軍の砲弾が命中し、中に詰まれた弾薬に引火して大爆発した跡らしい。 アテネ市博物館などで、当時の情景を伝える絵画を見ることができる。 2003年7月5日