2007/01/05 アテネ：有翼人面獅子像

帰途、エレフテリオス・ヴェニゼロス空港の展示室にて。
空港建設中にでも発見されたのか、他にもいくつかの土器や石像が並んでいた。

空港でお土産のお菓子を探していたら、妙なものがみつかった。
赤や黄色に色づけされた半透明のカタマリ（不定型）が、ゴロゴロと箱詰めにされているような絵柄。
値段は失念してしまったが、幾つか箱を見比べてみると
５００ｇ入りの箱と１ｋｇ入りの箱に同じ値札が付いている。
益々以ってわけわからん・・・
とりあえず、風味付けした氷砂糖のようなものかと適当に購入。
職場に持ち帰って皆に食べて貰ったところ、
ぶるぶるもちもちとしたちょっと固めのゼリー状の物体で
色によってバラの香りがしたり芋の味がしたりだったらしい。正体は未だに分からない。
箱を捨てる前に名前だけでも控えておくんだったと思う。
「あれは何なの？」と聞かれ、分からないがとりあえず買ってみたのだと答えると
「食べて確かめたものを買ってきなよー」と正論を言われてしまった。

中継地、スイスのチューリッヒ空港までの機上からは
アドリア海越しにバルカン半島の複雑な沿岸部が見渡せた。
２年後そこを訪れることになるとは、この時は夢にも思っていなかった。

帰国後。ひとまずお土産だけでも置いてご機嫌伺いしておこうと
成田から職場に直行した私を一目みた上司の第一声は忘れられない。

「う　わ　っ　、　誰　？　キ　ッ　タ　ネ　ー　！（爆笑）」

どうやらギリシャの陽で焼けに焼け、真っ黒になった顔面が大層汚く見えたらしい・・・
職場の仲間が脇から「世界一周してきた人みたいな風貌だね（苦笑気味）」と、
卒なくフォロー？してくれなかったら、私は引きこもっていたことだろう。
モノは言いようなのだとつくづく体感した旅の終わりであった。

夏のギリシャにお出かけの際は、日焼け止めをお忘れなく。

２００３年７月９日