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2007/01/07 ゲント:グラスレイ 夜


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ホテルで一服し荷物を整理したのち、早速夜景を眺めに出る。

旧市街を流れるレイエ川の東岸、グラスレイ(香草河岸)と呼ばれる一角。
中世から近世にかけてのゲントでは川や運河を利用した海運業が盛んになり、
ここレイエ川周辺は多くの船が行き交い商人が市を広げる一大商業地だった。
グラスレイに並ぶ館は、船頭や穀物計量、左官職人などのギルド(組合)が
それぞれに意匠を凝らして建てたものだ。
左上にぽっかりと浮かぶ○は、グラスレイの向こうにある郵便局の時計塔。
右手奥をご覧になりますと、川面に姿を移す聖ミヒール橋。
旧市街発展の中核となった橋でございます。(なぜかバスガイド風)

この写真を撮っている最中、側を通りかかったあんちゃん二人が陽気に歌を歌っていた。
聞き覚えがあると思っていたら、「ブライアン・ボイターノ」の歌(What would Brian Boytano do?)だった。
この歌について詳しく解説するには、『サウスパーク劇場版』という
とっても優れてクレイジーかつ下品で、それでいて示唆に富むアニメ映画の話をしなければならないので、
あまり多くは語るまい。
非常に濃密な映画だとだけ言っておく。
あと、下ネタが嫌いな人は絶対にみるべきではない、とも。
歌詞の内容は簡単にいうと
ブライアン・ボイターノという実在のスケート選手(1988年カルガリー五輪の金メダリスト)が
目隠しで三回転ジャンプを決めたり、グリズリーに襲われた女の子を口から火を吹いて助けたり、
西暦3010年にロボット怪獣の来襲を迎え撃ち人類を救ったり、
エジプトにピラミッドを立てて異教徒フビライ・ハンを蹴散らしたりしたぞと、
で、その活躍を称えて僕らもブライアン・ボイターノのように「正しいことをしよう(?)」と、
まあ全く意味不明のものだ。

歌の部分は話題のyoutubeで見ることができる。
キャラクターは1.5等身でとても可愛らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=I6Vk2CWyCXM&mode=related&search=

2004年8月22日

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