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2007/02/19 リエージュ:夕涼み


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薔薇の咲く庭で優雅に夕涼み。

リエージュ・ギュレミン駅から市内バスに揺られること10分(1.2ユーロ)、
旧市街の中心であるランベール広場に降りてホテルを探す。
めぼしいものも見つからない中、アイビス・ホテルの看板ばかりが目立つ。
http://www.ibishotel.com/ibis/index.html
アイビス・ホテルは、全世界に750以上ものホテルを持つ
大型のシティホテルチェーン店で、旅をしていたら大概の街で目にする。
機能的な造りで外れはしないのだけれど、
昔からの建物を使った欧州ならではの風情を味わえないので今まで避けてきた。
とはいえ他にめぼしいものもないので已むを得まい。
看板にはシングル69ユーロ〜とあったが、フロントで尋ねると
「今夜、シングルの部屋は風呂なしの部屋しか空いていないが、
そこなら31ユーロでいい」とのこと。ただし朝食代が別に8.9ユーロなので約40ユーロ。
部屋を見てみると、大きな洗面台がついていた。頭くらいは洗えるだろう。ここに決めた。

さて、ホテルに荷物を置いて散策に出かける。
この街には、特に何かを見に来たというわけではなかった。
ここより南に、デュルビュイという小さな村(自称「世界一小さな村」)があり、
そこへ行く足がかりの為に一泊するようなものなのだが、
まあせっかく来たので旧市街を一回り歩いてみたい。

この夜は、旧市街北側の山の上まで歩いてみることにした。
時刻は8時前くらいだが、暗くなるまで1時間は余裕がある。
上の写真は、山を登るピエレウス通りから脇の小道へ入ったところで撮影。
山頂には城砦の跡と大きな病院があった。
どこかから街が見渡せるかと思ったのだが、そう旨い具合にはいかず、
何か見えないかと茂みに分け入ろうとしたところ、野茨でもあったのか
右手の人差し指と中指にチクチクチクッとした感触が走った。
刺さったところがだんだんと痺れてくる・・・
うーん、これはあの病院に行って診てもらったほうがいいんだろうか。
でも、こんなもんでも凄い医療費を取られるんだろうなと思い、我慢した。

結局、翌日の昼くらいまで指はじんじんしたままで使えなかった。
いったい何の植物に触れてしまったんだろう?

2004年8月26日

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