2007/02/28 デュルビュイ：アジサイ（？）

景色のよい高台を求め、街の三方の山を歩き回った。
写真でお伝え出来ないのが残念なくらい歩いた（・・・と思う）。
最初に登ったのは東の山。
この上には個人宅の解放している私設展望台もあるのだが、そこはさすがに
日の沈む午後８時や９時には閉まってしまう。
他に見晴らしのよいところなどないかと探したが、街の望めそうなところは
必ずどこかの家の庭になっていて、入れそうにない。

東の山から、北の山（「輪切りの断崖」の裏手）を迂回して、今度は
西の山に登ってみる。
行けども行けども見晴らしの望めそうなところなどない。
せっかくなので西の山を上り詰めてみると、そこは台地になっていて一面の麦畑。
うーん、山道を登れば尖った山頂に到るものというイメージが強い分、
この「台地」という地形の有様を目の当たりにしたときは、ちょっとした驚きだった。
頭で知るのと体で知るのはまた違うものだ。

さて、それはそれでいい体験であったとして、だ。
結局どこからも木々に遮られて、街などチラリとも見えやしない。
見えるところがあっても、そこは「見渡す」ほどの高さではない。
どこから街全体の夜景を撮ったものか・・・。
とぼとぼと西の山から降りる途中、リエージュ通りでは
テラスの柵から零れんばかりのアジサイ（？）が咲き乱れていた。
城をバックに一枚。

一旦街に下り、「輪切りの断崖」を見上げる。
あの上からならよく見渡せそうだが・・・。

２００４年８月２７日