2007/11/15 プラハ：ドン・ジョバンニ

旧市街広場の南、ラドニツェ通りの一角にあるイタリア料理店ドン・ジョバンニ。
プラハのスタヴォフスケー劇場で初公演を開いたモーツァルトのオペラに因んだ店名。
「わざわざチェコに来て、日本にもゴマンとあるイタリア料理はないだろう」
普段ならそう考えるところだが、腹もいい加減に空いてきて
レストランを探すのも億劫になってしまっていたので
とりあえずここで食事を取ることにした。
しかも注文の品はカルボナーラである。
歩き疲れたのでちょっとカロリーのありそうなものをと思ったのもあるが、
メニューから選ぶのも面倒になってしまい、とにかく何でもいいから食べたかった。
しかしまあ我ながらなんと魅力のない選択であろうか。

パンを齧りながらスパゲッティが出てくるのを待つ。
しかし、やがて出てきたカルボナーラは、そこらのとはちょっと違う一皿だった。
もっちりとした存在感のある口応えの濃厚なスメタナソースがかかっている。
こんなカルボナーラは初めてだ。チェコならではじゃないだろうか。
満ちた腹を食後のコーヒーでなだめる。
うーん。思いの他うまかった。生き返った。
さて、腹ごなしにもう少し散歩するとしよう。

２００５年１月３０日