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2007/11/29 ブダペスト:聖イシュトバーン大聖堂 1


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ブダペスト随一の教会、聖イシュトバーン大聖堂。
ハンガリー建国から千年を迎える1896年に完成させるべく
1851年に着工したが、残念ながら間に合わず1905年に完成した。
訪れたのはちょうど100周年にあたる。

東方の騎馬民族であったマジャール人(ハンガリー人の祖先)が
この地に移り定住を始めた国を築いたのは896年。
その後、マジャール7部族の長である聖イシュトバーンは
1000年にカトリックへと改宗し、ローマ教皇より
イシュトバーン1世の称号を与えられ、ここから「ハンガリー王国」としての歴史が始まる。
職場のハンガリー人によれば、「イシュトバーン」とはラテン語系の名で「ステファノ」、
英語でいうと「スティーブン」になるのだとか。
(・・・これを書いている現在、洗礼名に「ステファノ」を授かった上司がいる。
しかもあだ名は「王様」・・・)
ちなみにマジャール人は元々アジア系の民族で、
「ハンガリー人には蒙古斑がある」といわれている。
真偽のほどは定かでない。

左の女性像は聖エルジャーベト(1207年-1231年)。
ハンガリー王アンドラーシ2世の娘で、ドイツのチューリンゲン伯ルドルフと結婚。
チューリンゲンで水害が起った際に民衆を援助したことなどから、死後
ローマ法王グレゴリオ9世により聖女に認定されたという、
ハンガリー人の誇りとする人物の一人。

2005年2月2日

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