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2008/03/11 アルベロベッロ:リオーネ・モンティ地区 2
午後8時を回ると、大抵のお土産屋さんも店じまいして
人通りも少なくなってきた。
買い物カゴを下げたおかんがゆっくりと坂道を登っていく。
今日の晩飯は何にしようか。
今回の旅行ではイタリア最後の夜になる。
マテーラでは大したものも食べなかったし、
せっかくだからうまいものをたらふく食べよう。
ガイドブックを頼りに、レストラン・トゥルッロ・ドーロTrullo D'oroに入ってみる。
トゥルッロをそのまま用いているこのレストラン、
外観こそ大きくは見えないが、中に入ると結構広い。
テーブルに着きふと見上げると
ライトアップされた円錐のドームが異様に大きく感じられて見える。
前菜にムール貝のトマトスープ、メインに鶏胸肉のグリルとペペロンチーノを頼む。
ちょっと多過ぎただろうか・・・まあいいや。
付き出しにこんもりと盛られたオリーブの実が登場。
これ一皿で腹一杯になりそうなくらい出てくる。
少しずつつまみながら料理が出てくるのを待つ。
やがて、前菜のムール貝のスープがやってきた。
もの凄い量だ。
楕円の平皿にムール貝が山の如く聳え、全体にさらっとトマトソースが掛かっている。
これを一人で食えというのか。お前らの胃はどうなっとるのか。
というか、これはスープとは言わないだろ!
などと思いつつ何とか平らげる。
これで既に腹一杯なのだけれど、鶏肉、パスタと容赦ない量が襲い掛かる。
胃がパンパンに膨れ上がり、
終盤ではもはや味わう余裕すら持てなかったのが悔やまれる。
しかしまあ考えてみれば、元々そこまで味にこだわりのある人間でもないし
腹が満たされるだけでもありがたいものだ。
食後、腹ごなしに街歩きを楽しみ、ホテルに戻って久々にバスタブでお湯に浸かる。
やっぱりこうでないとなあ。
午後11時に就寝。
明日は早起きして静かな街を撮ってみよう。
2005年8月24日
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