2008/03/29 モスタル：クリヴァ・チュプリヤ

スターリ・モストを渡って旧市街西側へ戻り、
しばらく小道をうろつく。
ネレトヴァ川の支流に、スターリ・モストを小さくしたような
橋が架かっていた。
建造は1558年。クリヴァ・チュプリヤと呼ばれ、
この街に残る建造物では最古のものの一つらしい。

ホテルまでの途上、街の一角では
子供たちが自転車で遊びまわり、周りの家々の前では
親たちが談笑しながら和んだ表情でそのさまを眺めていた。

レストランを探すのが面倒になったので
ホテルのレストランで食事にしよう・・・と思ったら、
夕方に街中を車で爆走していたものと思われる
二人の結婚披露宴が行われていた。
ホテルの人に尋ねると午後９時半からは通常営業とのこと。
しばらく部屋で時間を潰してから食事にしよう。

少し酸味の効いたヘルツェゴヴィナ風スープにチーズコロッケ、
鶏胸肉のトマトソース添えを食す。
スープはやや緑がかっていて、香味付けに何かの木の葉なども入っていたりなど
すこぶるワイルドな趣の郷土料理だった。
さて、腹も満ちたところで部屋に戻り、
明日はどこへ行こうかと地図とにらめっこする。

川の東側のほうでは、従来の用途に用いられているモスクや
17世紀ごろのトルコ様式の家屋も見学できるらしい。
思えば、トルコ文化圏に足を踏み入れるのは初めてのことになる。
これは楽しみだ。
そして、もう一つ気になるのは山。出来るものなら街全体を見渡してみたい。
バカと煙は・・・だからしょうがないのだ。
登っても安全かどうか、観光案内所で聞いてみよう。

２００５年８月２６日