セルビア人墓地からモスタルの街を見渡す。 左手の山頂には大きな十字架が掲げられている。 ネレトヴァ川の向こうの市街(クロアチア人地区)には 異様なほどに巨大な鐘楼が聳えている。 フランチェスコ修道院に隣接したカトリック教会の鐘楼だ。 モスクの尖塔が目立つ街並みに対抗してのことだろうか。 だとしたら、下らないことに金を使うものだと思ってしまう。 しばらく街を眺めていると、 軍用のヘリコプターが低く飛んで行った。 この国の治安維持には、EUから送られた部隊が当たっている(旅行当時)。 下山する時、路地では 袖に小さなイタリア国旗を付けた迷彩服の軍人と擦れ違った。 2005年8月27日