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2008/09/25 モスタル:山腹より 3


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街の北側。
写真中央からやや右手、
ネレトヴァ川の川面から手前のところにみえる
正方形の大きな屋根はバスターミナルと鉄道駅のもの。
そのすぐ左にある橋を渡って先に行くと、今回宿泊したホテル・エロがある。
すでに一度述べたが、別にエロいホテルというわけではない。
ベートーベンの交響曲「英雄」の原題「エロイカ」を想起していただければ、
この名が「英雄」という言葉から来ていることが推察できるだろう。
何を弁解しているのだ俺は。

山に囲まれた地域だが、思ったよりも市街地が遠くまで広がっている。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ一帯はほとんどが山岳地帯だが、
ここではネレトヴァ川が何千年もの間、あるいはそれ以上の時間をかけて
土砂を運び、この山間の地に平野を作り上げたのだろう。

さて、下山することにしよう。
来た道を戻るのも面白くないので
新たな岩場を探しながら別のルートで下っていくと、
この日最初に訪れたセルビア人墓地に辿り着いた。
なんだ。最初からそのまま登ればよかったのか。

まあしかし、あくまでも今回のケースでは無事に登ることができた、
というだけに過ぎず、当方としては完全な安全性を保証することはできないので、
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ旅行の際にはくれぐれも
地雷や不発弾の危険性を充分考慮して行動してください。

2005年8月27日

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