スルジ山の山頂までの途上にボサンカという集落がある。 いくつかの家がこじんまりと静かに佇んでいるだけの町だが、 その路傍にはクロアチア紛争の犠牲者のものらしき墓碑が ぽつりぽつりと立っている。 若い蔦が絡まるほどの年月を経ても、新鮮な花が生けられている。 悲しみが癒えるのはいつのことになるのだろうか。 2005年8月29日