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2010/01/12 ドゥブロヴニク:旧市街 全景 3
ボサンカの集落を抜け、山頂に向かうスルジァ通りを進む。
しばらくは木々に遮られていた海がまた見えてきた。
右脇の小道のほうに歩を進めると旧市街まで見下ろせる。
この海の向こうはイタリアだ。今回の旅行で回ってきた街を思い起こす。
上の写真を撮り元のスルジァ通りに戻ろうとすると、
途中の木と木の間に一本だけ「MINE」のテープが。
ちょっと待て。そのテープが示す地雷原は、どっち側のことなんだ?
向こうなのかこっちなのか・・・本当に足がすくんだ。
テープが張られたのも数年前のことだから、
場所によっては雨風で剥がれ落ちたりしていることも当然ある。
1本しか残っていなければ、どこがそうなのかまるで分からない。
迂闊だったと思ったがもう遅い。
一歩一歩、先を確かめながら足を前に出す。
あるとしても埋まっているのだから確かめようもないのだけれど、
とりあえずここまで歩いてきたところは大丈夫だったのだから、
自分の足跡を探してつま先で踏む。
あとは、土にガッチリとはまり込んでいそうな割と大き目の石などを選ぶ。
杞憂だったのかもしれないが、やはり舗装されていない道や
人や車の通った形跡のない道は、今でも決して歩くべきではない。
2005年8月29日
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